2013年10月20日日曜日

Konzertsaal- Concertgebouw und Laeiszhalle(コンサートホール-コンセルトヘボウとライスハレ)

今日、日曜日は11時からライスハレという音楽ホールで佐渡裕さん指揮のコンサートを聴いてきました。日本にいる頃からお名前はよく聞いていた佐渡さん。日本人離れした大柄な体格と、「1万人の第九」の指揮者として有名ですね。彼はウエストサイドストーリーを作曲したバーンスタインの弟子だったということもあり、私は気になっていました。ウエストサイドストーリー、大好きなもので。

実は留学仲間が既にこの公演に行っていて、佐渡さん指揮でしかも曲目がウエストサイドストーリー!ということもあり、なぜもっと早く気付かなかったか・・・と彼女の話を聞いた時はすっかりしょんぼり。とぼとぼと帰路に着く途中に駅構内でそのコンサートを見つけ、「あぁこれか」と悔しく眺めていると、なんとまだもう一公演残っているではないですか!それが今日、日曜日でした。
インターネットで一番安い12€の席(発券手数料込で15€)を予約し、いざ会場へ。

ハンブルクの歴史あるコンサートホール、ライスハレは実はこれまで行ったことも存在も知りませんでした。第二次世界大戦の空襲でほぼ壊滅状態になったハンブルクにあって、奇跡的にほとんど破壊されなかったとか。内装は白と金を基調にした、とても優雅な雰囲気。







ライスハレ外観
コンサートはウエストサイドストーリー組曲と他2曲で1時間ほどの短いものでしたが、オケのみなさんがWWSの代名詞ともいえる指鳴らしをやっていたり、作品の中で警官が登場するシーンではパーカッションが笛を吹いたり、パーティーシーンでは全員が「マンボ!」と叫んだり。映画とミュージカルの舞台が目に浮かぶような、体が躍るような、躍動感ある演奏でした。
改めて聞くと、この舞台音楽はクラシック・ジャズ・ダンス音楽とあらゆるジャンルが融合した、当時としてはさぞ革命的だったろうと思わせてくれました。振付だけじゃなくて、音楽まで画期的。
こんな素敵なコンサートホールが中心部にあると知ったので、これからもちょくちょくプログラムを調べて聴きに行こうかなと思います。



そういえばアムステルダム旅行中に、アムステルダム市内にあるこれまた由緒あるコンサートホール、コンセルトヘボウも見学しました。オランダ語でコンサートホールの意味だとか。毎週水曜日に無料のランチコンサートがあると旅行ガイドで読んで、気付いた翌日がまさに水曜日。「大ホール公演なら30分前に行けば大丈夫」という個人ブログの記述を信じて行くと・・・長蛇の列!


しかし大ホールだったので、悠遊座ることができました。この日は指揮者の方の誕生日だったらしく、コンサート開演前にオケの方?が小声のオランダ語で何か客席に指示していたのですが、その時私には理解できず。指揮者が入ってくると、オケ団員が何か音楽を奏でて客席も一緒に歌いだしたので、恐らくオランダのバースデーソングだったのでしょう。
無料のコンサートは30分ほど。コンサートというより公開リハーサルといったほうがいいかもしれませんが、世界でもトップクラスといわれるコンサートホールとオケの演奏が無料で聴けるなんて、いい機会でした。
コンセルトヘボウ外観

アムステルダムのコンセルトヘボウ、ハンブルクのライスハレ。どちらかの都市に滞在の際には是非!

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