というわけで今回は、ウィーンの美術館巡りの話。
①レオポルド・ミュージアム
ミュージアム・クォーターといういくつかの美術館が集まった施設内にあるレオポルド・ミュージアム。今回の旅で最初に訪れたのがこの美術館でした。
「生と死」 |
「Am Attensee」(アッテン湖)1900年 |
水を描いた絵が好きです |
クリムトがウィーン大学の各学部のために描いた連作 「法学」 |
「医学」 |
ヨーロッパで入館するのに並んだのは初めて。とはいえ館内は広いので、入ってしまえばストレスは皆無。ここにはクリムトの絵画はなく、ホールの壁画に彼の作品があります。
前述のクリムトイヤーには、これを近くで見るために足場が組まれたとか |
中央のアーチ部分です |
まだ当時24歳、無名だったクリムトが弟と友人と3人で天井画を手掛けたのがブルク劇場。曜日限定で、クリムトの天井画を特集するガイドツアーが開催されており、それに参加しました。
クリムト「ロミオとジュリエット」 |
上のギリシャ演劇の絵もクリムトの作品 |
当時無名でお金もなかった彼らはモデルを雇うお金もなく、 ジュリエットは妹、ロミオは弟・・・と自身や家族友人に頼んでモデルをやってもらったとか |
彼らの下絵も残っています |
ブルク劇場の舞台 |
この3人の男たちのモデルはクリムト兄弟とその友人 自分たちまで登場するとは |
③ヴェルベデーレ宮殿
クリムトの「接吻」があるのがここ。上ヴェルベデーレと下ヴェルベデーレに分かれており、入館料も安くはないので私は上館のみ。館内は残念ながら写真撮影禁止。
クリムトのコレクションはもちろん、他にもモネ、シーレ(シーレもウィーン出身の画家で今回の旅行で初めて知りましたが、気に入りました)など見ごたえのある作品がたくさん。何がびっくりしたって、ダヴッドの「ナポレオンの肖像画」があったこと。あの馬にまたがっている有名なやつです。まさかここでお目に描かれるとは・・・後で調べてみたところ、同じ構図で3枚ほど描かれたそうな。
「接吻」は思っていたより大きかったです。10分ほどぼーっと前に立っていましたが、涙が出そうになりました。ついに見たぞ。
ウィーンの市街を見渡せる庭園の美しさも有名 |
④劇場美術館
ここを見つけたのは本当に偶然・・・時間があったのでふらっと立ち寄ってみたら、クリムトの絵画もありました。
⑤ウィーン・ミュージアム・カールスプラッツ
毎月第一日曜日は無料。わーい! 思った以上に展示も多く、見ごたえのある美術館でした。
日本もヨーロッパもそれぞれにいいところがありますが、美術館文化はヨーロッパの完勝。
ほんとにそう思います。美術そのものは日本にもいいものがたくさんあるのに、美術館、となると、圧倒的に見劣りしてしまうのはなぜだろう・・・
返信削除ウィーンに以前行ったのは10年近く前。その時は急ぎ足で有名どころだけ見て回ったので、こんなにじっくり美術に触れて旅しているのはうらやましいです^^
日本も倉敷の大原美術館や上野の美術館群はすごいんですが・・・こう、絵画でどどどっと埋まった豪華な洋館を見ると、この雰囲気は日本には持って帰れないなぁといつも思います。
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