2013年10月14日月曜日

Amsterdam-①Klöler Müller Museum(アムステルダム旅行~クレーラーミュラー美術館編~)

今日から大学の冬学期(Wintersemester)が始まりました。私にとっては二期目、そして最後の学期。たった一年の滞在なので。すぐに今週から始まる講義もあれば来週から始まるものもあるので、今は休み中にたてた履修プランを元に、実際に受けられるかどうか調整中です。
先学期は私自身の専門である史学は諦めて、とりあえずドイツ語に集中したので、今度こそ史学科の講義にも挑戦してみるつもりです。さて、どこまで着いていけるかな。
とはいえ3ヶ月の夏休みぶりにドイツ人の友人と話したら、会話が以前より理解できるようになった気がします。少しは夏休み中にも成長したのかな。


夏休みの最後、家族が日本から来ていて2週間ほど私のところに滞在していました。その間に訪れた旅日記をしばらく続けたいと思います。



まずはアムステルダム。

4月に留学生活が始まって以来、ドイツ国外に出るのは実は初めて。ドイツから電車を乗り継いで、4時間ほどでアムステルダム中央駅へ。往復で80€ほど。
このアムステルダム旅行の目的は、なんといっても美術館!ひたすらに美術館を巡って名画を堪能する旅でした・・・
今回旅行に同行した母の一番の希望が、アムステルダムから少し離れたデ・ホーヘ・フェルウェ国立公園内にある国立クレーラーミュラー美術館。私は全く知らなかったのですが、世界有数のゴッホコレクションを所有するそうな。アムステルダム滞在2日目は丸一日かけて、このオランダ最大の国立公園と美術館を堪能しました。


アムステルダムの朝
電車で一時間ほどのEde Waningenからバスに乗り換え
公園入口までバスで来られます
広大な園内移動用に無料の貸自転車が

オランダ最大の国立公園、中はまさに森です。園内移動用の白い自転車がたくさん置いてあるものの、典型的な日本人サイズの私たちに合う大きさの自転車を見つけることができず、さらにフットブレーキ(ペダルを逆回転させるとブレーキになる)の自転車に乗ったことがなかったので、恐れをなして最初は歩きました。しかし、老若男女すいすい私たちの横を通り過ぎるうえに、歩けども歩けども美術館らしき建物が見えず・・・

諦めて、生まれたての仔馬のような不安定さながら、なんとか自転車で森を疾走し美術館へ。




母がここに来たがった理由は、一番好きなゴッホの作品「夜のカフェテラス」が所蔵されているから。ゴッホの作品は黄色い絨毯が引かれたブースに集められているため、分かりやすかったです。


ゴッホ作品のブース(以下、ゴッホの絵画)
ゴッホの鉛筆画って初めて見ました


「夜のカフェテラス」
絵を拡大してみると・・・なんと力強いタッチ



日本からのツアー客と入れ違いになりましたが、ヨーロッパの美術館にしてはなかなか混んでいた気が。ゆっくり絵画を堪能した後は、館内のカフェで一休み。 




絵画以外にも彫刻(ジャコメッティもありました)が所蔵されている他、美術館の外には彫刻の森が。大小さまざまな彫刻が広い園内に点々と置いてあり、帰りのバスを待つ間に散歩も兼ねていくつか鑑賞しました。









何よりも母を連れてくることができてよかった。

個人で来るには電車とバスを乗り継いで行かないといけないので大変かもしれませんが、簡単な英語ができれば問題はないかと。アムステルダムからの一日がかりの遠足として、お勧め。

2013年10月13日日曜日

Der König der Löwe in Hamburg (「ライオンキング」観劇」

「ターザン」「美女と野獣」を観劇して、ついに街中でも存在感を放つロングラン作品「ライオンキング」を観に行くことができました!作品によって値段設定が違うようで、ライオンキングは夏の間とても高かったのですが、9月に入り一番安い席で約50€ほどに。

よく散歩に出かけていたハンブルクの港の対岸にそびえる劇場。いつもどうやって行くのかな・・・と思っていたのですが、やはり船しか道はなさそう。


チケットに往復の遊覧船の代金も含まれており、チケットを見せると乗船することができます。ライオンキングは、私の一番好きなミュージカル作品。子どもの頃に母に連れられて観に行った、あの冒頭の10分間の感動が忘れられないのか、いまだに一番好きな作品です。
日本以外で見るのは今回が初めて。いつかアフリカ系のキャストの方で見てみたいな・・・と思っていたので、念願が叶いました。父ライオン、ムファサの貫録!!!




もちろんすべてセリフはドイツ語。簡単な会話はなんとか理解できますが、早口かつ丁寧語でしゃべる執事のザズーや、早口でべらんめえ口調のティモンのセリフは手も足も出ず。これが理解できるようになれば、日常会話は問題ないに違いない・・・なんてぶつぶつ思いながら、動物たちを観ておりました。

2013年10月12日土曜日

Kartoffelnfest(ジャガイモ祭り)

更新が途絶えました・・・この2週間ほど日本から家族が来ており、一緒に旅行をしていました。その記事はまたのちほど。

最近いつもこの書き出しですが、ハンブルクはすっかり秋を通り越して冬のようです。ドイツ人に言わせるとまだ秋のようですが、東京出身の私にはこれは冬。冬本番はどうなってしまうのだろうと今から怯えています・・・がくがく



今日は9月の週末に行った、ジャガイモ祭りの話。

ジャガイモ祭り・・・響きがまさにドイツ。とはいえ実際は、ジャガイモ以外にもドイツで今注目のビオ製品を扱った屋台が出ていたり、動物がいたりと、これがドイツの典型的な秋祭りだそうです。ドイツ人のおばさまが誘って下さり、ハンブルクの中心部から電車で1時間ほどの会場に行ってきました。まず驚いたのは、人の多さ!車の列が長々とできていたので、事故渋滞かと思いきや駐車場の入るための列。こんな光景はドイツで見たことがなかった・・・

会場はジャガイモ掘りが体験できる畑コーナーと、飲食店や屋台が並ぶコーナーのふたつ。




日本の潮干狩りのよう

袋を買って、取った分だけお金を払うシステム
ジャガイモの掘り方の説明版
会場はひたすら広い!家族連れで賑わっていました
プチ動物園にいたロバ(噛んできた)
ビオパン屋さん

陶芸屋さん
昼食に食べたジャガイモパンケーキのサーモン添え
ドイツでスーパーに行くと、食べ物はもちろん化粧品やシャンプーに至るまで「Bio」の文字が並んでいます。食べ物に関していえば、もちろんビオ製品は高く通常の1.5~2倍の値段だとか。けれど味がまったく違うのだとか。
エコ大国ドイツ・・・とはいえ、住んでいるのが多国籍な学生寮だからなのか、正直エコを実感したことはありませんが、ビオ製品の存在感は日々感じます。

2013年9月27日金曜日

Tag der offnen Tür im Rathaus (市庁舎の無料開放日)

「劇場の夜」と同じ7日(土)、日本から遊びに来ていた友人とハンブルク市庁舎を訪問しました。この綺麗なブルーの外観が好きで、よく外からは見ていたのですが中を見学するのは初めて。
というのも、この日は市庁舎の無料公開日。市庁舎の外は屋台や竹馬に乗ったパフォーマーも出現、中には各政党のブースが設けられてお祭りのようでした。




現在でも政治の場として現役で使われている市庁舎。

宮殿のように豪華な内装は、ハンブルクの繁栄の歴史を物語るようでした。










この噴水がある庭には、無料でいつも入れます
今思えば、今月22日に行われたドイツの選挙のためのイベントだったのかも。この日はまだ知らなかった・・・メルケル率いるCDUが圧勝しましたが、連立を組む相手はまだ明らかにされていないとのこと。どこと組むのかな。

2013年9月26日木曜日

Hamburg Theaternacht (ハンブルク 劇場の夜)

少し前の話題になってしまいますが・・・
今月7日(土)、ハンブルクでは「劇場の夜」というイベントがありました。これは4月にあった「美術館の長い夜(Langenacht der Museen)」の劇場版。
ハンブルク市内にある約40か所の劇場が、16時から深夜0時過ぎまでそれぞれオリジナルプログラムを上演し、20€(前売りは15€)のチケット一枚ですべての劇場が行き放題になります。この開催に合わせて、各劇場を行き来する特別バスも運行し移動を助けてくれます。
このイベントの常連だというドイツ人の知人がすべて予定を組んでくれ、私も夕飯をゆっくり食べる暇もなく3か所の劇場を渡り歩きました。

まず足を運んだのは、中央駅近くにあるKrimi-Salon im Maritim Hotel Reichshofという劇場。
Krimiとはドイツ語で「探偵もの、推理もの」のこと。ドイツ人のこの手の作品好きは有名なようで、テレビでも毎日サスペンスドラマが必ずやっています。さらにここの劇場は、会場が普通の客席と舞台ではなく、本物のホテルのレストラン。普通のレストランのように席につくと、役者がそこに颯爽と登場し、レストラン内(客席)を歩き回りながら目の前で演技をするという、なんとも面白い演出。
俳優が「ご主人様は・・・まさにここ、この図書室で亡くなったのです!」と言うと、本当にそこが豪華な図書室になったような錯覚に。20分ほどの舞台で、内容は・・・なんともオチがないというか、いまいちだったのですが、何よりすべてドイツ語なので私にはまだ理解するのが難しかったです。
とはいえ、こういった趣向の舞台は初めてだったので新鮮!


次に急いで移動したのは、常に英語劇を上演しているというEnglisch Theather。



なんとか席を見つけることができました。小規模な劇場で、20分ほどの「Stone Cold Murder」というサスペンスでした。すべて英語なので、前述のドイツ語のサスペンスよりは幾分か理解しやすかったです。俳優さんもドイツ人ではなく、英語のネイティブスピーカーだとか。



その後は私のリクエストを聞いてもらって、私ももう何度か足を運んでいる州立劇場(Staatsoper)へ。私のお目当ては、オペレッタ「こうもり」(Fledermaus)の特別公演。人気だと思い早めに行って、そのひとつ前のプログラム、21時30分からのバレエ「オテロ」(Othello)から鑑賞しました。このオテロが満席だったので、バレエのほうが人気なのか・・・と思っていたら、このバレエ団の芸術監督、ジョン・ノイマイヤー氏が壇上に登場し、直々の作品解説。そしてこの秋から上演するという作品の一部を見せてくれました。

完全なモダンバレエで、なんとも理解しがたい部分は多かったものの・・・アジアの武術をイメージするような、格闘技のようなアクティブな振り付けが多くて楽しむことができました。



 少し休憩をはさんで、22時45分からは私のこの日のメイン、オペレッタ「こうもり」。
この作品、観たことがある方はご存知だと思いますが、男性ながら女性の音域で歌う「カウンターテナー」が演じるオルロフスキーというロシア貴族の役がなんとも面白い。日本ではなかなか演じられる歌手がいないのか、私がこれまで観たのはすべてメゾソプラノの女性が演じていました。
しかもこの日の歌手は、髪をオールバックにした・・・なんとも男臭いおじさん。いかにも低いバリトンといった風貌の彼が、ソプラノの音域で歌いだした時の劇場の反応が面白かったです。ざわめき・・・からの喝采!

華やかなパーティーシーンの2幕の演出で、途中解説をはさみながら名曲を披露してくれました。ちなみにこの日の司会者は、ブルーのギラギラしたスパンコールのジャケットを着て、ちょっと下ネタも交えて話す変なおじさん。なんでも彼は、ハンブルクの歓楽街「ザンクト・パウリ」にある劇場の支配人であり有名なコメディアンなんだとか。普段では絶対に州立劇場の舞台と彼のトークは楽しめないはず。

(カウンターテナーの歌手に「声を高くするために、去勢したの?」と質問して、歌手もしれっと「まだあるから大丈夫、ありがとう」と答えるやりとりはツボでした。)

途中、指揮者が私たち客席にタクトを振ってくれて、歌手と一緒に歌を歌うシーンがありました。すかさず司会者が「これであなたたちも、ハンブルクの州立劇場で歌ってきたと言えますよ」と言ってくれました。確かにいい思い出!


2013年9月17日火曜日

Jazztrain in U3 (ジャズトレイン、発車)

すっかり秋らしくなった先週の土曜日、ふと地下鉄構内の案内板を見ていると当日の日付で「Jazztrain」との文字が。去年の夏にテレビでやっていたドイツの紹介番組で見た、ジャズトレインでありませんか!ハンブルクに来たら是非生で見たいと思っていたイベントだったので、当日に気付いてラッキーでした。

ジャズトレインとはその名の通り、地下鉄車内に本物の楽器とジャズ演奏家たちが乗り込んで、無料で演奏をしてくれるというもの。普段も走っている地下鉄のU3という路線の一部列車が、今日だけジャズトレインとして運行しました。停まるのは4駅だけ。タイムテーブルと各車両の演奏家リストもインターネットで確認することができました。



「ジャズトレインは前の停留所におります」
ジャズトレイン、到着!





当日は雨あったこともあり混み合っていたのですが、乗客の入れ替わるタイミングでステージ(?)の真ん前に滑り込むことができ、特等席で30分ほど電車に揺られながらジャズを堪能しました。このU3という電車は、ハンブルクの中心部をぐるっと一周するように走っている地下鉄で、東京でいう山手線のような形。利用者も多い線だと思いますが、こんなイベントができてしまうなんて、さすがです。