2013年12月28日土曜日

Ballet "Der Nussknacker"(バレエ「くるみ割り人形」)

昨晩の「レント」に引き続き、今日はハンブルク・バレエの「くるみ割り人形」を観てきました。バレエにはあまり興味がなかったのですが、これは好きな作品で日本でもクリスマスの時期によく観ていた作品。ドイツでさんざんクリスマスは堪能したものの、日本と同じ習慣をやったからか、やっと年末らしさを感じることができました・・・





とはいえ今回の「くるみ割り」は従来のストーリーとはまったく異なり、面白かったです。チャイコフスキーの曲とくるみ割り人形、という小道具は同じなのですが、まず主人公がクララではなく、マリーという女の子。お姉さんがバレリーナだけど、自分はうまく踊れず、素敵なダンスパートナーがいる姉を羨望のまなざしで見つめているだけ・・・。と、パーティーの客であった「バレエ・マイスター」(!)のドロッセルマイヤー氏が夜にマリーをバレエのレッスンと舞台の中に連れて行ってくれ、最後にはマリーも舞台上で踊り、客席から拍手喝采を浴びる・・・というもの。(少なくとも私が理解した限りでは)最後は華やかな舞台の場面から一変して夜のお屋敷に戻り、そこには満足げなマリーとくるみ割り人形が残され、魔法使いのようなドロッセルマイヤー氏がポーズを決めると幕が下りる・・・というもの。どこまでが現実で、そこまでがマリーの想像(ドロッセルマイヤー氏の魔法?)なのか区別がつきませんでしたが、そんな細かいことはどうでもよいほど素敵な舞台でした。
3幕の各国のダンスが好きなのですが、中国のお茶をイメージしたダンスソロは日本人の方でした。ハンブルク・バレエはアジア系のダンサーも多く、キャスト表を見ては「日本人かなぁ」とよく確認してしまいます。

今年は第九もメサイアもないけれど、これで無事に年を越せそう。

2013年12月27日金曜日

Musical "Rent" (ミュージカル「レント」観劇)

今日は友人とミュージカル「レント」を観てきました!
クリスマス3連休は本当にのんびり過ごしていたので、久しぶりのまともな外出。寝正月ならぬ寝クリスマスでした。

会場は繁華街レーパーバーンの中にあるライブハウス。これまでミュージカルといえば専用劇場でしか見たことがなく、今日のような雰囲気は初めてで会場に入るところからすでにわくわく。「レント」はロック・ミュージカルなのでライブハウスのほうがいいのかも。ニューヨーク初演時も小劇場からのスタートだったようですし。



私は映画館で映画ヴァージョンを観たのが初めてだったので、その時のキャストと英語歌詞のイメージが強く、なかなかドイツ語版に慣れませんでした・・・このミュージカルはキャラクターのファッションなど外見(海外公演なら人種も変わる)が演出によってかなり違うので、それを見比べるのも楽しみ。たまたま路上のポスターを見て今回の公演を知ったのですが、まさかドイツでこの作品を観られるとは思っていなかったので、嬉しい発見でした。

そして今日もレーパーバーンはタバコと麻薬と、何やら色々混ざった独特の匂い・・・この匂いを嗅ぐと、「ああ、繁華街に来たな」と感じます。

2013年12月25日水曜日

Frohe Weihnachten!(メリークリスマス!)

日本では24日のクリスマスイヴが盛大に祝われますが、ドイツでは24~26日の3日間がクリスマスとされています。この3日間はスーパーもお休み。ハンブルクでは電車は動いていますが休日ダイヤで、街もがらーんとしています。

今日はそんなクリスマスの中日、25日ですが、昨日24日はドイツ人の友人宅に招いてもらいご家族のお祝いに参加させてもらいました。ドイツでは、クリスマスは家族のための日。カップルも一緒にどちらかの家にお邪魔するか、それぞれの家にその日ばかりは帰るとか。
すっかり恋人の日として定着してある日本に比べると、ドイツのほうがあるべき姿なんだろうな・・・なんて思ってしまいます。この日のパーティーでは写真を撮り忘れてしまったのですが、家じゅうのクリスマスデコレーションと、大きなツリーの下にある大量のプレゼントの山が印象的でした。

アドベントから、約一ヵ月続いたクリスマス・ムード。留学前から「クリスマスを過ごす頃にはドイツ語も上達しているだろう」「クリスマスが留学の後半の大きなイベントだな」と勝手に思っていたので、なんだか知らず知らずのうちに緊張していたのか・・・昨日のパーティー後、ほっとしました。クリスマスが終わってホッとするなんて、おかしな話!
大量のプレゼントにクリスマスカード、普段顔を合わさない親戚や家族、友人に会い時には気まずい思いも・・・「クリスマス・ストレス」なる言葉もあるのだとか。まるで日本のお正月のようなドイツの忙しくも暖かいクリスマス、堪能しました。

クリスマスに関する投稿が続きましたが、最後にハンブルクのクリスマス風景を☆
日本は平日で忙しいかと思いますが、美味しいものを食べて楽しく過ごせますように!












2013年12月24日火曜日

Weihnachtsmarkt in Lüneburg(リューネブルクのクリスマス)

クリスマス前最後の日曜日も、もちろんドイツ国内はすべてお休み。ハンブルクから電車で40分ほどのハンザ都市、リューネブルクに行ってきました。
かつてはハンブルクより栄えた時代もあるという、リューネブルク。しかも戦争でほとんど被害を受けることなく、昔からの街並みを保っているそうです。

Wasserturm(水道塔?)登れます
塔からの景色。




教会前の小さいマルクトを上から観察できます

本来はこの水道塔の歴史を伝える展示があるのでしょうが、この時期はクリスマスバージョン。無理やり、とも言えなくはない展示も多々ありましたが・・・




日暮れとともに神秘的な雰囲気になっていく夜の街並み。










「サムライ」という名でおせんべいを発見










2013年12月22日日曜日

Weihnachtsmarkt in Stade(ハンブルク郊外の街シュターデのクリスマス)

連日投稿がクリスマスマーケットですが・・・ドイツのクリスマスマーケットはハンブルクのように観光化されたところを除いて、みな23日まで。ということで、大学も休みだし時間の許す限り色々巡っています。

この間訪れたのは、ハンブルク中央駅から電車で50分ほどのシュターデという街。地球の歩き方にも半ページ取り上げられてる、小さい街です。ここのグリューワインがおいしい!と個人の方のブログで読んだのと、川沿いにある街並みが素敵だったので、行ってきました。大学から支給される定期圏内なので、運賃かからず行けるのも魅力的。


シュターデはこんな街。
もうクリスマス休暇に入っているか、お店もレストランもだいぶ閉まっていました・・・




教会前にあった、この街でナチスの犠牲になった方々の碑。








サンタさんの家?

すごーく歪んでます







小さい街ですが、至る所にクリスマスマーケットが。




先ほどのサンタさんの家が夕方からオープン!
 川沿いに建っていた不思議な形のサンタさんの家、恐る恐る中に入っていくと・・・いました、サンタさん!子どもたちに絵本の読み聞かせをするというイベントだそうです。他に子どもが誰もいなかったので、いい年して恐縮ですが少しお話したり写真を撮ってもらいました。ほくほく

「どこから来たんだい?」
「日本です」
「そうかそうか・・・僕はまだ日本に行ったことがないんだ、いつか行きたいと思っているよ!」
(サンタさん日本に来たことないんだ・・・)

というやりとりはあったものの、素敵なサンタさんでした。今年は来てね、日本に!

日が暮れ始めると、クリスマスマーケットも更に賑わいます。






それぞれ街の雰囲気があるなぁ。