2013年6月23日日曜日

Ballet von John Neumeier-Schwanensee(創作バレエ・白鳥の湖)

ハンブルク州立劇場で、バレエを観てきました。




ここのバレエ団の振付師がJohn Neumeierという人で、世界的に有名なんだとか。バレエは日本で年に一度観るか観ないか程度の興味しかなく、しかも彼のバレエはモダンバレエが多いので少し敬遠していたのですが、今回は有名な「白鳥の湖」ということで。



結論・・・・素晴らしかった!!!


私はこれまでの人生で見たバレエの中で一番感動しました。

すべての舞台作品、といってもいいかもしれない。バレエの技術云々は素人なのでよくわかりませんが、舞台の構成やストーリーが素晴らしかった。バレエは踊りを見せるものだと思っていたけれど、これは言葉を使わない「総合芸術」なんだなぁと気付かせてくれる作品でした。

ある高貴な身分の若者が、「気が狂っている」という扱いを受けどこかに幽閉されている、という設定で物語が始まります。そしてその若者の「空想」として白鳥の湖の物語が展開していき、時折彼が正気に戻ると再び「現実」に戻ってきて・・・と、ストーリーに合わせて古典バレエとモダンバレエも交互に盛り込まれていました。

この若者の「正体」が分かった時の驚きたるや。思わず唸ってしまいました。


皆さんエレガントにドレスアップ
緞帳。とてもきれいな青が印象的

ここ州立劇場は、開演30分前に残席があると学生券として格安で販売するサービスがあります。今回はそれを利用して、前から3列目(!)の席で15€という格安価格で観ることができました。このチケットの買い方が分からず、何度もチケットブースに足を運んでは

「まだです」
「まだですから」
「もうちょっと待ってね」
と最後のほうは失笑されながらも待った甲斐があったというもの。

さらに!

私たちの2列前、つまり最前列の端の席に開演直前、客席が暗くなり始めたタイミングで全身白いスーツのダンディなおじさまが着席。その方の素敵な着こなしと身のこなしに思わず顔を見ると・・・

John Neumeier本人でした・・・!


今年は彼の監督就任40周年らしく、ハンブルクの街中に彼のポスターが貼ってあるので、顔を見た瞬間の驚きといったら。私同様気付いた周囲のお客さんもざわめいていたので、間違いないなぁと。舞台最後には壇上に上がって、出演者のみなさんと一緒に挨拶していました。



カーテンコースの一幕。中央の男性がNeumeier氏


いやはや、いいものを観た。


2013年6月21日金曜日

ein Kirchenkonzert(教会でのコンサート)

今週、街の中心部にある教会で無料のコンサートがあったので行ってきました。




ハンブルク出身の作曲家、Hans Friedrich Micheelsenの111回目の誕生日を記念したコンサートとか。小規模ながらオケと合唱団、ソプラノとバスのソリストによる素敵な演奏でした。
客層はやっぱり中高年の方ばかりだったけど、無料というのはなんとも魅力的。

ヨーロッパの教会ではこのような無料コンサートが度々あるので、これからも是非足を運んでみようと思います。

今日、昨日とハンブルクは30度近くまで気温が上がって、すっかり夏!
私の故郷、東京の夏では30度なんて当たり前だけど、ここハンブルクでは30度を超える日は一年に数日しかないんだとか。それが今年はもう二日も続いてしまったので、もう夏は過ぎてしまうのかと夏好きな私は嬉しいやら悲しいやら。

夏を満喫します!

2013年6月16日日曜日

ein Wochenende in die Stadt Hamburg(ハンブルク市内のある週末)

皆様週末いかがお過ごしでしたか?
私は週末に友だちの誕生日仮装(!)パーティーがあり、ドイツ人と同じペースで飲んで・・・見事二日酔いになりました。そのお陰で予定を一つキャンセルするはめになり、ドイツに来ても酒に後悔してます。ここ数年気をつけてたのになぁ・・・

そして今日は一人市内を散策。
今日は日曜日なのにお店が開いてる!と思ったら、月に一度のお店が開店する日曜日でした。そして今日はやけに通りに人が多く、しかも音楽が通りに溢れている・・・と思ったら、イベントをやっていたみたいです。その名も「Tag der Musik(音楽の日)」

その他、市庁舎前でStuttgarter Weindorfという南ドイツのワインフェストもこの時期開催中。たまたま出歩いただけだったのにこんなイベントに出会えて、なんだか得した気分の日曜日でした。











和太鼓の演奏に偶然居合わせました


今日は強制収容所関係の展示があると聞いて出てきたのですが・・・これしか見つからなかった

アルスター湖の前では消防署(?)の演奏

2013年6月10日月曜日

Einkauf(お買いものにて)

先日のHannover遠足、実は一番の狙いは・・・



イギリスのブランド、PRIMARKに行くことでした!
ドイツにも展開しているものの、ハンブルクにはないので・・・。Tシャツが3€だったり、他のブランドにはないデザインや低価格なところが人気の秘密とか。実際この紙袋を両手に抱えた人をたくさん町中で見かけました。

ハンブルクもやっと夏らしい気温になってきたので、夏服を買いたかったのでした。そして見事買いすぎました。ま、いっか!
試着する時間がなくてほぼ直観でカゴにぽいぽい放り込んだものの、帰ってから着てみたらどれも気に入るものばかりでよかったです。

雑貨類
左上のパジャマセットがすごくかわいい!揃えたい~
生地は薄いものの形が綺麗なワンピース

買いものといえば。
今日ハンブルク市内でふらふらとデパートを歩いていたら、突然アラブ系のご夫婦にドイツ語で話しかけられました。手に持っている商品(ジャケット)を差し出して何か言っているけど、残念ながら理解できず。悔しい思いをしながらも、

「ごめんなさい、ドイツ語わからないので・・・」


とドイツ語で説明するというある種矛盾した言い訳をして立ち去ろうとしたところ、


「いやいいからこれを着てくれ」


「!」


(ドイツ語わかんないって言ってんのに引かないこの人!)


なんでもそのジャケットを贈りたい彼女の姉妹と、私の背丈が同じくらいなんだとか。サイズが合うか見たいから、通りすがりの私に着てみてくれと。一応理屈は通ってるけど見知らぬ人に頼むかそれを。とりあえず着てみました。


「その方はおいくつなんですか?」


「いいから着てみて、サイズどう?」


「あ、はい・・・ぴったりです」


「どうかしら?」(旦那さんと談義に入る)


「えーっと」


「腕は?」


「あ、はいちょうどです」


「そう、ありがとう」(にっこり)



ずうずうしい、といえばそこまでですが、私はあえて人懐っこいといいたい。





2013年6月9日日曜日

ein Spaziergang um an Alster (アルスター湖沿いのお散歩)

結局今週は一週間、晴天が続きました。嬉しい!
ただ今日は日中ぐだぐだ過ごしてしまったので、夕方19時前からお散歩に出発。目標は一周7.8㌔あるというアルスター湖を一周ウォーキングだったのですが、方向音痴な私は湖沿いに歩くことすらできず結局迷子になってしまって・・・半周ほどしたあたりで電車で帰ってきました。
今度は地図持ってリベンジします。


野うさぎだんご






モスクを発見!

Ausflug nachHannover(ハノーファーへ)

ここ数日、ハンブルクでも夏日が続いています^^今日は特に暑かった!
25度くらいあったのでは?目が青やグレーの方は、さぞ眩しんだろうな・・・とサングラス売り場を見るたびしみじみ思います。

今日は、私がハンブルクに来てから初の日帰り旅行へ。目的地はハノーファー!

週末限定のNiedersachsen-Ticketというチケットで、友達二人と計3人往復30€でした。一人往復10€はお得かな。

ハノーファーは世界史を履修した人なら聞き覚えがある・・・はず。それも街の名前ではなく、イギリスの王朝名として。世界史、特に中近世ヨーロッパ史の面白いところは、この王朝同士の関係性ではないでしょうか。私なんかは世界史資料集の家系図眺めるの好きでしたね~

イギリスで王朝が断絶した時、なんとか血縁者を!ということでドイツのハノーファーの名門貴族だったジョージをイギリス王として招いたことで始まったハノーファー朝。当然彼はドイツ語しか話せず、しかもドイツに入りびたりだったのでその分イギリスの官僚や内閣制度が整っていったとか。このハノーファー朝はなかなか延命で、第一次大戦時に「敵国ドイツ風の名前は嫌だ」ということでウィンザー朝に改名。

・・・つまり、現在のイギリス王朝ウィンザー朝の直系にあたるのがハノーファー朝です。


当然、観光地ではそれを売りしていました。使えるものは何でも使う、それがドイツなのか。







日帰り旅行だったのであまり時間がなくて、Herrenhausenという離宮をのんびり観光しました。







騎馬警官をたくさん見かけました。か、かっこいい
大学キャンパス























庭の中の野外劇場








現代風アートの展示もあったり









庭の模型。上から見ると綺麗なんだろうな